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ベトナムについて理解を深めよう

現在、技能実習生として来日するベトナム人の数は年々増えており、国籍別ではNo.1の地位を獲得しています。しかし、“ベトナム…?国は知っているけどどんな国なのかよく分からない…。”という日本人が多いのが現状です。

 

そこでこのページでは、ベトナムに対する理解を深めるために、ベトナムやベトナム人について分かりやすく解説していきたいと思います。これから、日本で生活していてもベトナム人に会う機会は増えると思うので、ぜひこの記事で得た情報を頭の片隅に置いておいてください!

ベトナムはどんな国?

ベトナム

はじめに、ベトナムがどこにあって、どんな国なのか把握していきましょう。

 

この地図のとおり、ベトナムは東南アジア諸国の一つです(北:中国 / 西:ラオス / 南西:カンボジアと国境を接しています。)日本列島と同じような形をしていますね。

ベトナム

参考元: Wikipedia

 

ちなみに、日本からも案外近く、ホーチミン市であれば飛行機で5・6時間あれば到着します。

ベトナム

そしてこちら↑が、ベトナムのみを切り取った地図です。

 

ハノイ・フエ・ホーチミンと聞いたことがある都市もあるのではないでしょうか?

 

場所が分かったところで、もっと詳しい情報を見ていきましょう。

 

ベトナム社会主義共和国

公用語

ベトナム語

首都

ハノイ

最大の都市

ホーチミン市

国家主席

グエン・フー・チョン

面積

331,200㎢(64位)

人口

9,554万人

1人当たりのGDP

2,343.12USD

通貨

ドン

 

ご存知かと思いますが、ベトナムは「社会主義国家」です。

 

日本は資本主義国家ですが、どう違うの?と疑問に感じている方もいると思うので補足的に解説していきたいと思います。

資本主義と社会主義、なにが違うの?

簡単に説明すると、

● 資本主義=自由に商売ができる社会

● 社会主義=国民の平等を実現した社会

です。

 

今やほとんどの国が資本主義国家ですが、資本主義国家では個人が資本(土地やお金)を持ち、自由に競争しお金を稼ぐことができます。経済が発展しやすい反面、資本を持つ資本者(経営者)と労働者の間に貧富の差が生まれやすいことがデメリットです。

 

一方社会主義国家は、「国民全員が政府に雇われた労働者」という認識です。個人が資本を持つことができないため競争が起きにくく、資本主義国家に比べると経済発展しにくいことがデメリット。しかし、貧富の差が生まれにくいため平等な社会を実現することができます。

 

どちらが良い悪いではなく、両者にメリット・デメリットがあるため、“へ~ベトナムは社会主義国家なんだ~”くらいに思っておけばいいでしょう。とは言え、ベトナム現地に降り立つと、街ではみんな自由に商売してるようにも感じられますが。。

 

では次に、ベトナム人の気質について簡単にご説明していきます。

ベトナム人はどんな性格?

ベトナム人の性格を説明するときは、よく「4Kの国民性」が用いられます。

4Kの国民性

● 器用

● 向上心・向学心旺盛

● 近視眼的

● かかあ天下

 

では、一つずつご説明していきます。

(器用)

ベトナム人は、総じて手先が器用だと言われています。ベトナム人が刺しゅうなどを手掛けると、不良品率が1%を下回るのだとか。また、アジアのロボットコンテストでは、ベトナムの大学が必ず上位にランクインしています。(ちなみに日本は東京大学のみ)手先の器用さが必要な縫製業では、ベトナム人実習生の力が頼りになりそうですね。

(向上心・向学心旺盛)

ベトナム人には、仕事終わりに英語や日本語の語学学校に通う、習い事をしている人が非常に多いんだとか。2016年に行われた10~50代の男女501名を対象としたアンケートによると、何らかの習い事をしている男性は81.4%、女性は74.5%という結果が出たそうです。(ちなみに日本は、全体で16%)まさに、「向学心旺盛」という言葉がぴったりですね。

 

余談ですが、筆者のベトナム人の友人もかなりの勉強好きでした。少しでも疑問があれば先生に質問する、授業の予習・復習は欠かさないなど、傍から見ても“すごいな…”とため息が出るほどでした。成績も良く、当然のようにクラスで一番高いスコアを取っていました。

 

もちろんベトナム人の中でも個人差はありますが、彼女を見ていると“ベトナム人ってすごいんだな…”と何度も考えさせられた記憶があります。

(近視眼的)

ベトナム人には、「1年後の100万円より今日の1万円」という近視眼的な考えを持っています。この特性は歴史的背景から来るものなのですが、「未来を見据えて計画を練る」というよりも、「今この問題をどうするか」という“今”にフォーカスしている人が多いようです。

(かかあ天下)

かかあ天下とは、「亭主関白」の逆だと思ってもらえばいいです。つまり、女性の権力や威厳が夫を上回っているということですね。日本でも、家では奥さんの方が優位というのはよくあることですが、ベトナムでは女性優位がもっと顕著です。ただし、男女平等かと言われるとそうではなく、働いていても地位が低い女性も多くいます。

 

さて、ベトナム人の国民性が分かったところで、次項では「日本とベトナムの関係」について見ていきましょう。

日本とベトナムの関係

日本とベトナムの関係は、文化的・経済的に良好です。日本政府観光局の統計によると、観光客数も大きく変化しています。

 

● 日本人訪越者:481,500人(2011年)→798,100人(2017年)

約1.7倍!

 

● ベトナム人訪日者:41,048人(2011年)→308,900人(2017年)

約7.5倍!

 

上の数字を見ても分かるとおり、日本とベトナムは今後もっと関わりを深めていくでしょう。

 

日本は、少子高齢化によってこれから確実に労働力が不足していきますよね。ベトナム人の平均年齢が30.4歳(日本は46.3歳と世界No.1)だということを考慮すると、ベトナム人は今後の日本の労働力不足を補う重要なパートナーになり得るのです。

まとめ

ベトナムの基本情報やベトナム人の国民性・日本との関係などをざっくりとご説明していきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

今後、仕事や日常生活で、私たち日本人がベトナム人と関わる機会はもっと増えていくでしょう。そのときに、“ベトナム人ってよく分からないから…”と心を閉ざすのではなく、文化や国民性を理解して心を開いてみてください。そうすると、もっとベトナム人の良さが理解できるようになりますよ!この記事を少しでも参考にしていただけると幸いです。

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