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ミャンマーについて理解を深めよう
ミャンマーといえば、アウンサンスーチーさんを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。日本では長らく「ビルマ」という呼称が使われてきましたが、アウンサンスーチーさんの影響で、政治に関して注目を集めていました。そのミャンマーですが、最近では技能実習生の送出し国として注目を浴びています。
そこで、ミャンマーとはどういう国で、どういう国民性なのか、ミャンマーに関してわかりやすく解説します。
1. ミャンマーってどんな国?
「ミャンマー」というワードはニュースでは聞くことがありますが、実際はどのような国なのかあまり知らない人も多いのではないでしょうか?
ミャンマーは東南アジアのインドシナ半島西部に位置しています。日本からの飛行時間ですが、成田からヤンゴンまでの飛行時間は、平均8時間25分です。ちなみに、アウンサンスーチーさんは、国家顧問という役職です。
ヤンゴンという都市名を聞いたことがある人も多いと思いますが、ヤンゴンは今は首都ではありません。今はネピドーが首都になっています。とはいっても、最大の都市はまだまだヤンゴンです。
ヤンゴンからネピドーへ首都を移転させた理由は、ヤンゴンは密度が高くなってきており、場所的に狭くなってきたためです。渋滞も多く、渋滞緩和のためバイクの乗り入れができません。そのため、インフラの拡張、排水などの問題で、ヤンゴンからネピドーに移転したという経緯があります。
ミャンマーの基本情報
正式国名 |
ミャンマー連邦共和国 |
---|---|
首都 |
ネピドー(2006年まではヤンゴン) |
最大の都市 |
ヤンゴン |
面積 |
約67万8500km2(日本の約1.8倍) |
人口 |
約5300万人 |
一人当たりのGDP |
6,265USD |
通貨 |
チャット |
公用語 |
ミャンマー語 |
宗教 |
国民の85%が仏教徒 |
識字率 |
|
気候 |
年間を通して夏の陽気 |
ミャンマーは中央年齢が約29歳で、これからの経済を支えていく若い世代が多くいるというのが特徴です。
それでは、ミャンマー出身の方を技能実習生として雇用する際に意識すべきポイントについて見てみましょう。
2. ミャンマー人はどんな性格?
性格は当然、個々人によって変わってくるものの、国民性というところは共通していることが多いです。一番の特徴は、日本人の感覚と近いところがあります。一般的に言われているミャンマー人の性格を見てみましょう。
温和で親切
敬虔な仏教徒が多く、現世で功徳を積むことで来世の幸せを願う上座部仏教を信仰しています。上座部仏教は、釈迦によって定められた「戒律」を厳守し、厳しい「修行」を行うことで心の執着を断って、「苦しみ」の原因とされる「輪廻転生」から解脱して「涅槃」に到達することを究極の目的としています。したがって、温和でとても親切に接してくれます。
素直
日本への憧れがつよく、日本での収入は母国での収入とは比較にならないほど多くもらえます。したがって、家族を養う目的もあるので、しっかりと稼ぐために日本人が言うことは素直に聞き、言われたことをしっかりこなしてくれるでしょう。
人付き合いが上手
協調性があるので、人付き合いが上手です。話しかければ、ほとんどの人が笑顔で応じてくれるので、コミュニケーションをとっていけば、ミャンマー人の心をつかむことは難しくはないでしょう。
楽観的
東南アジアの国出身の人には多いのですが、楽観的です。なんとかなるという考えで、小さいことにくよくよしないという意味ではプラスの要素とも言えます。
いやなことも苦にしない
上座部仏教を信仰していて、より良い来世のため、現世で良い行いを重ねて功徳を積むことが一番大切なこととされています。したがって、一般的に人が嫌がるようなことも、あまり苦にしません。介護の場面では、よりこの特性が活きることでしょう。
日本人と感覚が似ている
人が話している間をどうしても通らないといけないときには、極力邪魔にならないよう日本人と同じように、お辞儀をしながら通ったり、目上の方を尊敬し、言われたことをしっかり守ったりと、日本人と同じ感覚を持っています。
他の外国人の場合、感覚が異なると、指導しても納得できなければ、行動してもらえないこともあるので、感覚が似ているということは、外国人を雇用する上で大変助かる点といえるでしょう。
3. 日本とミャンマーの関係
ミャンマーの経済特区には、日本の大企業も進出しており、都市整備を日本の企業が進めるなど経済面においても日本と深い関係があります。
観光面においても、ミャンマーが民主化された2011年以降は外国人観光客が急増しています。日本人観光客も2018年から入国ビザが免除され、世界三大仏教遺跡のひとつ「バガン遺跡」に代表される仏教遺跡が多く点在していることから、人気を集めています。
このような背景から、ミャンマー人にとっても日本は身近で憧れの国になっています。
4. まとめ
ミャンマーはこれから経済的に成長が見込まれている国で、夢を持っている若者が多く、礼儀正しい性格も日本人には親しみやすいでしょう。笑顔の人が多く、こちらが心を開けば、すぐにミャンマー人も心を開いてくれるでしょう。
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