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技能実習生受入の流れ

このページでは、多くの企業が活用している「監理団体型」に絞って技能実習生受け入れの流れをご紹介しています。

 

実習生受け入れの検討をされている方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

監理団体型で受け入れている企業は96.4%

冒頭で「監理団体型」という言葉が出ましたが、そもそも「監理団体型」とは何なのでしょうか?

 

監理団体型とは、事業協同組合や商工会などの営利を目的としない団体が実習生を受け入れ、その傘下の企業が技能実習を行う方式のことをいいます。つまり、受け入れ企業と外国人技能実習生の間に監理団体が仲介している状態です。

 

“あれ、ということは「監理団体型」じゃない方式もあるの?”と思った方もいるかもしれませんね。結論から言いますと、あります。

 

それは「企業単独型」という方式です。ただし、海外に事業所を持っていることが前提になっているため、現時点で「企業単独型」を採用している企業は3.6%と非常に少なくなっています。

 

さて、話が少し逸れましたが、おそらく今このページを読んでいるあなたは「監理団体型」での受け入れを希望していると思います。

 

ただし、どの企業でも受け入れられるということではないため、あらかじめ下記の項目を満たせるかチェックしておいてください。

技能実習生を受け入れるためのチェック項目

□ 技能実習指導員・生活指導員を配置する

□ 技能実習日誌を作成し備え付け、技能実習終了後1年以上保存する

□ 技能実習生に対する報酬を日本人と同等額以上とする

※特に3つ目。実習生という立場を利用して安すぎる賃金にする・支払いをしない、なんてことは法律で禁じられています。(それでも様々な問題が起きているわけですが)

 

自信を持って、“きちんと満たせます!”という企業の方だけ、この先も読み進めていただければと思います。

技能実習生受け入れの流れ

ここからは「入国前」・「入国後」に分けて、受け入れの流れをご紹介していきます。

 

申し込みから実習生が入国するまでの期間は、およそ6ヵ月です。

 

では、さっそく見ていきましょう。

(入国前)

1. 申し込み・条件の提示

まずは、事業協同組合などの監理団体に申し込みをします。

この際、希望する実習生の国籍・性別・雇用条件などの条件を提示します。

2. 技能実習生と面接・選抜

送り出し機関から、希望に沿った実習生を紹介されます。

紹介された実習生と面接を行い、選抜します。

3. 入国前学習の実施|監理団体

入国後の生活がスムーズに進むよう、日本語や日本文化など日本で生活する上で必要となる知識を学ぶ機会を現地で設けます。

4. 入国申請書類の準備・申請|監理団体

外国人実習生が入国するための書類を準備・申請します。

5. ビザ取得|監理団体

監理団体を通してビザの申請を行います。

ビザ取得後、実習生は入国手続きをします。

6. 入国!

“何かやることが多そう…”という印象を受けた方もいらっしゃるかと思いますが、入国前に受け入れ企業がやるべきことは1と2のみです。

 

面接は現地で行うなど少し手間もありますが、基本的には「監理団体に申し込み→面接→採用」だけです。※Skypeなどのオンライン面接に対応している場合もあります。

 

上記にも記載しているとおり、その他の手続きはすべて申し込み先の監理団体が行います。

 

では、入国後の流れも見ていきましょう。

(入国後)

1ヵ月目:入国後講習スタート

入国後、約1カ月程度の講習を行います。

内容は、日本語教育・ゴミの分別の方法・掃除の仕方など。

2ヵ月目:受け入れ企業での実習スタート

技能実習生がそれぞれ配属された後、受け入れ企業での実習がスタートします。

9ヵ月目~:技能検定受験

「技能実習2号ロ」に移行する実習生は技能検定を受験します。

1年間で実習を終える実習生は、帰国の準備をします。

10ヵ月目:在留資格変更・在留期間更新

技能検定で「技能検定基礎2級等」に合格した実習生は、「技能実習2号ロ」の在留資格に移行することができるため、在留資格や在留期間の更新を行います。

22ヵ月目:在留期間の更新

技能実習2年目~3年目にかけて在留期間の更新を行います。

36ヵ月目:帰国

3年間の技能実習が終わると、技能実習生は帰国します。(3号技能実習に移行した場合は2年延長があります)

※上記には記載していませんが、1年目と2年目に「JISCO(国際研修協力機構)」の巡回訪問指導が行われることがあります。

 

入国後も手続き関連は監理団体が行うため、受け入れ企業が“あと何か月だっけ…”と色々気にする必要はありません。ただし、企業での実習はカリキュラム通りにしっかりと行う必要があります。

良い監理団体を選ぶ基準は?

ここまでお伝えしてきたとおり、スムーズな受け入れは「監理団体」が鍵を握っています。もちろん、実習生と一緒に働くのは受け入れ企業ですが、ずさんな監理団体に申し込んでしまうと様々なトラブルに見舞われる可能性があります。

 

そこで最後に、良い監理団体を選ぶ基準をご紹介していきたいと思います。

 

※あくまで「基準」なので、該当しないからと言って“ダメな監理団体!”と決めつけないようにしてください。

(良い監理団体を選ぶ基準)

□ 技能実習制度の目的(国際協力)をきちんと理解している

 × 目先の利益だけを考えている団体はNG

□ 受け入れ企業の仕事・作業が得意である

 → 監理団体が受け入れ企業の業種に精通していないと十分な研修を実施できません。

□ 受け入れを希望する国に精通している

 → 監理団体によって得意な国が違います。しっかりと調べて、希望する国が得意な団体かどうか見極めましょう。

□ 受け入れ実績が豊富である

 → 実績があるということは、それだけノウハウがあるということ。

□ サポート体制がしっかりしている

 × 管理費だけ取ってほとんどサポートがない団体はNG

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、技能実習生の受け入れの流れを「入国前」と「入国後」に分けてご紹介しました。

 

外国人実習生の受け入れと聞くと、“何か大変そう…”と思うかもしれませんが、実際に受け入れるまでは6ヵ月程度と案外短いです。また、良い監理団体であればサポートも充実しているため、技能実習制度のメリットを存分に発揮できるでしょう。

 

このページでお伝えしたことを参考に、ぜひ実習生の受け入れを検討してみてください。

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