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技能実習生受け入れの準備と在留資格申請

“技能実習生を受け入れたいけど準備がややこしそう…”

“ビザ申請方法がよく分からない…”

 

と悩んでいませんか?このページでは、技能実習生受け入れ前・受け入れ後に分けて準備すべき書類や申請の流れを分かりやすく解説しています。

 

技能実習生受け入れを検討している方の参考になれば幸いです。

受け入れ方式は団体監理型が一般的

既にご存知かもしれませんが、おさらいと思ってザっと読み流してください。

 

技能実習生の受け入れ方には、「企業単独型」と「団体監理型」の2つの方式が存在します。

 

両者の違いは以下のとおり。

● 企業単独型:海外に事業所を持っている企業が、現地の従業員を単独で受け入れ実習行う方式

● 団体監理型:協同組合や商工会などの非営利団体が実習生を受け入れ、加盟している企業が実習を行う方式

 

ちなみに、「企業単独型」は海外に事業所があることが前提なので、現時点で3.6%の企業しかこの方式を採用していません。ほとんどの中小企業は「団体監理型」で実習生を受け入れるため、この記事でも「団体監理型」に焦点を当てて、準備・申請の流れをお伝えしていきたいと思います。

技能実習生を受け入れるための大まかな流れ

では、さっそく実習生を受け入れるための大まかな流れを把握していきましょう。

大まかな流れは、こちら。(1~5までで約6ヵ月)

(実習生入国前)

1. 受け入れ企業|申し込み・条件の提示

2. 受け入れ企業|技能実習生と面接・選抜

3. 監理団体|入国前学習の実施

4. 監理団体|入国申請書類の準備・申請

5. 監理団体|ビザ取得

実習生入国!

 

ちょっと簡単にまとめすぎましたが、大まかな流れは上記のとおりとなっています。

 

「監理団体型」なので、監理団体が受け入れ企業と実習生の間を仲介する形になります。そのため、技能実習生に関する手続き等は監理団体が行います。

 

では、一つずつ見ていきましょう。

 

前提として、申し込む前に以下のような条件を満たす必要があります。

□ 技能実習指導員・生活指導員を配置していること。

□ 技能実習日誌を作成し備え付け、技能実習終了後1年以上保存すること。

□ 技能実習生に対する報酬が、日本人が従事する場合と同等額以上であること。

 

これらの他にも、申し込み先の監理団体によって、技能実習生用の宿舎確保・労災保険等の保障措置・経営者等に関する欠格事由のチェック等の要件があります。ホームページなどであらかじめチェックしておいてください。

1. 申し込み・条件の提示

条件が満たせるようなら、まずは監理団体に申し込みをします。ここで、希望する実習生の国籍や性別・年齢・雇用条件・職務内容などを伝えておきます。所要期間は2週間~1ヵ月です。

(技能実習計画認定申請に必要な書類)

監理団体に申し込みをした後、実習生を受け入れるための「技能実習計画認定申請」という申請が必要になります。申請は、外国人技能実習機構地方事務所に行います。

また、「技能実習計画認定申請」には、多くの書類が必要になります。

この記事に書くと膨大な文章量になるため、詳細は⇒【こちら】からチェックしておいてください。

※JITCO(国際研修協力機構)の公式サイトへ飛びます。

2. 技能実習生と面接・選抜

現地の送り出し機関から、希望の条件に見合った実習生を紹介されます。

現地に出向き、面接を行いましょう。

※Skypeなどのオンライン面接に対応している場合もあります。

3. 入国前学習の実施

実習生が入国後に馴染めるように、現地の送り出し機関よって事前の学習が実施されます。学習内容は、日本語・日本語文化・日本でのマナーなど。入国の6カ月前くらいから実施されるのが一般的です。

4.5. 入国申請書類の準備・申請 / ビザ取得

こちらも、監理団体が行います。

 

以上で、実習生が入国するまでの手続きが完了しました。ここまでご覧のとおり、仲介する「監理団体」の選び方も非常に重要になってきます。悪質な監理団体を選んでしまうと、トラブルが起こっても対応してくれないなどのことが起こり得ます。

 

では次に、入国後の流れも見ていきましょう。

技能実習生を受け入れたあとの大まかな流れ

技能実習生を受け入れたあとは、以下のような流れになっています。

1. 入国後講習の開始(1ヵ月目)

2. 受け入れ企業での実習開始(2ヵ月目)

3. 技能検定受験(9ヵ月目~)

4. 在留資格変更・在留期間更新(10ヵ月目)

5. 在留期間の更新(22ヵ月目)

6. 実習生帰国(36ヵ月)

では、こちらも一つずつ見ていきましょう。

1. 入国後講習の開始(1ヵ月目)

入国後、監理団体が約1カ月程度の講習を行います。内容は、日本語教育・ゴミの分別の方法・掃除の仕方など。日本で生活する上で困らない基本的なことを学びます。

2. 受け入れ企業での実習開始(2ヵ月目)

技能実習生がそれぞれ配属された後、いよいよ受け入れ企業での実習がスタートします。

実習は、それぞれの企業のマニュアルに沿って行う必要があります。

3. 技能検定受験(9ヵ月目~)

「技能実習2号ロ」に移行する実習生は技能検定を受験します。

1年間で実習を終える実習生は、帰国の準備をします。

4. 在留資格変更・在留期間更新(10ヵ月目)

技能検定で「技能検定基礎2級等」に合格した実習生は、「技能実習2号ロ」の在留資格に移行することができるため、在留資格や在留期間の更新を行います。

5. 在留期間の更新(22ヵ月目)

技能実習2年目~3年目にかけて在留期間の更新を行います。

6. 実習生帰国(36ヵ月)

3年間の技能実習が終わると、技能実習生は帰国します。場合によっては技能実習3号を取得して5年間働ける場合もあります。

以上で、実習生受け入れ前後の準備・申請が終わりました!!

まとめ

今回は、技能実習受け入れ前後の申請や必要な準備についてご紹介しました。少しややこしい部分もあったかもしれませんが、一つ一つこなしていけば案外あっという間です。

この記事を参考に、ぜひ受け入れ準備を進めていただければと思います。

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